希美の服装、水着、髪型、朝のルーティーンなどをまとめました。
北宇治高校吹奏楽部の一番熱い夏
タイトル | 北宇治高校吹奏楽部の一番熱い夏 |
巻数 | 2巻目 |
発売日 | 2015年3月5日 |
作者 | 武田綾乃 |
出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- プロローグ
- 一 フルートの来襲
- 二 トランペットの本心
- 三 オーボエの覚醒
- エピローグ
久美子が初めて会ったときの印象
・・・・・・あれ?あの、何か用ですか?
あ、もしかして吹奏楽部の一年生?
あ、はい。そうです。
長い髪をひとつに束ねた少女は、少しの勝ち気そうな顔をしている
希美は低音パートが練習している教室の前であすかを探していた。
収録内容
- プロローグ
- 一 フルートの来襲
- 二 トランペットの本心
- 三 オーボエの覚醒
- エピローグ
関西大会当日の髪型
みぞれ、ソロ頑張って
・・・・・・うん。私、希美のために吹く。だから、聞いてて
わかった。楽しみにしてるな
うん
いつもはひとつに結われている希美の髪が、今日は珍しく下ろされていた。
わずかにウェーブを描いたその黒髪が、緩やかに曲線を描いている。
部活に復帰し、関西大会に出場するメンバーのサポートをする希美。久美子は本番直前にみぞれが会話しているのを見て、普段と違う髪型であることに気づいた。
北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編
タイトル | 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 |
巻数 | 8巻目 |
発売日 | 2017年8月26日 |
作者 | 武田綾乃 |
出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- プロローグ
- 一 不穏なダ・カーポ
- 二 孤独にマルカート
- 三 嘘つきアッチェレランド
- エピローグ
髪の長さ
高い位置で結われた髪は、中学時代に比べてずいぶんと伸びていた。
鏡で自分の姿を見た希美。南中学校の吹奏楽部で部長をやっていた頃は、今よりも短かった。
収録内容
- プロローグ
- 一 不穏なダ・カーポ
- 二 孤独にマルカート
- 三 嘘つきアッチェレランド
- エピローグ
希美のオーラ
高い位置で結われたポニーテールに、キリリと吊り上がった眉。彼女のまとう快活なオーラは、周囲の空気を明るくする
収録内容
- プロローグ
- 一 不穏なダ・カーポ
- 二 孤独にマルカート
- 三 嘘つきアッチェレランド
- エピローグ
水着(高2)
こんな腐った部活にいるなんて、時間の無駄やと思ったわけ
それで、みんな辞めたんですか
濃い紫色の水着に、久美子はそっと視線を走らせた。パレオから伸びる脚が上下に組まれる。
引き締まったふくらはぎを伝うように、いくつもの水滴がその表面を柔らかくなでた。久美子は目を細め、小さく唾を嚥下する。
夏休みのプールで偶然であった二人。
北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編
タイトル | 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編 |
巻数 | 9巻目 |
発売日 | 2017年10月5日 |
作者 | 武田綾乃 |
出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- プロローグ
- 一 憧憬にアウフタクト
- 二 独白とタチェット
- 三 彼女のソノリテ
- 四 未来へのフェルマータ
- エピローグ
希美から見た自分の印象
赤いゴムできつく髪を縛れば、いつもの自分の顔が現れる。冷えた視線を向ける自分自身に、希美はニッと笑いかける。
口端が引っ張られ、磨いたばかりの白い歯がのぞく。楽しそうな顔だと思った。爽やかな朝だった。
鏡に向かって笑顔を作るのが希美が毎朝、登校前行うルーティーン。
収録内容
- プロローグ
- 一 憧憬にアウフタクト
- 二 独白とタチェット
- 三 彼女のソノリテ
- 四 未来へのフェルマータ
- エピローグ
水着(高3)
久美子先輩、水着おそろいなんですね。可愛いー
本当ですね。お似合いですよ
・・・・・・なんてことだ
あれ、なんでこんなところで突っ立ってんの?
更衣室から出てきた希美が面白がるように目を細めた。濃いピンク色のビキニは、シンプルながら大人っぽい。
細い手首に巻かれた金属製のブレスレットが、先ほどから日差しを反射し続けている
希美は後輩たちとの格差にショックを受け、立ち尽くしている久美子を見かけた。
収録内容
- プロローグ
- 一 憧憬にアウフタクト
- 二 独白とタチェット
- 三 彼女のソノリテ
- 四 未来へのフェルマータ
- エピローグ
風呂上がり
食べてる?
あ、はい。いただいています
そ?ならよかった
風呂上がりなのだろうか、希美の髪はいまだ乾ききっていなかった。
束ねられていない彼女の黒髪は重く肩にのしかかり、首からかけられたタオルはしっとりと濡れている。シャンプーの強い香りは、昨日のみぞれのそれと同じだった。
美玲が豪快に割ったスイカを中庭で並んで食べるシーン。
合宿中の練習着
みぞれに負けたくなかった。舐められたくなかった。だからあのとき、音大に行くって言ってしまった。
ほんま醜い。久美子ちゃんの言うとおり、うちは軽蔑されるべき人間やねん。
汗を吸った希美のTシャツからは、うっすらと下着の色が透けている。曲線を描くその背骨を、久美子は手のひらでそっと叩いた。
みぞれの本来の実力を知り、合奏練習をしていたホールから抜け出してしまった希美。
北宇治高校吹奏楽部のホントの話
タイトル | 北宇治高校吹奏楽部のホントの話 |
巻数 | 10巻目 |
発売日 | 2018年4月5日 |
作者 | 武田綾乃 |
出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- 一 飛び立つ君の背を見上げる(Fine)
- 二 勉学は学生の義務ですから
- 三 だけど、あのとき
- 四 そして、そのとき
- 五 上質な休日の過ごし方
- 六 友達の友達は他人
- 七 未来を見つめて
- 八 郷愁の夢
- 九 ツインテール推進計画
- 十 真昼のイルミネーション
- 十一 木綿のハンカチ
- 十二 アンサンブルコンテスト
- 十三 飛び立つ君の背を見上げる(D.C.)
卒業式 当日
大学生になったらパーマでも当てようかしらん、と鏡のなかの誰かが言った。新山先生みたいに、と。
それもいいかも、と希美は思った。手っ取り早く変われるなら、それで。
北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編
タイトル | 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編 |
巻数 | 12巻目 |
発売日 | 2019年7月6日 |
作者 | 武田綾乃 |
出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- プロローグ
- 一 駆け出すオブリガード
- 二 悩めるオスティナート
- 三 つながるメロディ
- エピローグ
みぞれの音楽大学コンサート
彼女の象徴たるポニーテールはほどかれ、長い黒髪がその背中で微かに波打っている。
身体に張りつく黒のワンピースは、優雅な光沢をまとっていた。その雰囲気は少しだけ、新山聡美に似ていた。