新入部員へのユーフォニアム紹介３世代比較｜響け！ユーフォニアム

あすか、久美子、奏の3人は「ユーフォニアム」というマイナーな楽器を新入部員にどのように説明したのか。

田中あすかの場合

低音パートリーダー、田中あすかです。楽器は見てのとおり、ユーフォニアム担当です。ユーフォニアムというのはピストン・バルブの装備された変ロ調のチューバのことを指します。

もともとはEuphonionオイフォニオンと呼ばれていましたが、この名前はギリシャ語の"euphonos"『良い響き』に由来します。その名の通り、低音部が広く、しかも柔らかい音を出せる非常に優れた楽器です！この楽器の歴史はいまだにはっきりとしませんが（略）...

はいはい、もういい！あすか、ウィキペディアで仕入れた情報をここで発表するのはええけど、せめて簡潔にまとめてからにしてな

田中あすかは溢れるユーフォニアム愛を伝えようと、その歴史から名前の由来、音の特徴などを長々話していたが小笠原部長に途中で止められてしまった。

二年生の、黄前久美子です。えっと、楽器はこのユーフォニアムです。知名度が低いのがつらいところですが、柔らかな中低音が魅力です。ソロやメロディー、裏メロ、伴奏までなんでもこなせる楽器です。

低音パートはユーフォのほかに、チューバ、コントラバスがいます。どの先輩も優しくて頼りになる人ばかりです。ぜひ、ユーフォニアムをよろしくお願いします

お疲れ様

緊張しちゃったよ

緊張で事前に用意していた説明文が飛んでしまった久美子は去年、あすかが紹介していた様子を思い出し、ありのままを伝えた。無難な説明だったと麗奈に言われる。