部員80名を超える南中学校吹奏楽部で部長を務めた希美。そのフルートの実力はいかに・・・
北宇治高校吹奏楽部の一番熱い夏
| タイトル | 北宇治高校吹奏楽部の一番熱い夏 |
| 巻数 | ２巻目 |
| 発売日 | 2015年3月5日 |
| 作者 | 武田綾乃 |
| 出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- プロローグ
- 一 フルートの来襲
- 二 トランペットの本心
- 三 オーボエの覚醒
- エピローグ
希美ちゃんが上手かったからに決まってるやん
希美先輩が辞めるって言ったとき、どうして引き止めたんですか？
そんなもん、希美ちゃんが上手かったからに決まってるやん
入部当初の1年生の頃から、あの田中あすかにも一目置かれる実力者だった。
北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編
| タイトル | 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編 |
| 巻数 | ９巻目 |
| 発売日 | 2017年10月5日 |
| 作者 | 武田綾乃 |
| 出版社・レーベル | 宝島社・宝島社文庫 |
収録内容
- プロローグ
- 一 憧憬にアウフタクト
- 二 独白とタチェット
- 三 彼女のソノリテ
- 四 未来へのフェルマータ
- エピローグ
あの、希美部長。ソロ、楽しみにしてます
希美先輩。これ、一年生からです。あの、希美部長。ソロ、楽しみにしてます
いやいや、もう部長ちゃうからな
あ、すみません。つい中学のときのくせで
京都府大会当日。会場へ向かうバスの乗車前に手作りのお守りをもらう希美。2学年下の後輩からも演奏を楽しみにされている。
収録内容
- プロローグ
- 一 憧憬にアウフタクト
- 二 独白とタチェット
- 三 彼女のソノリテ
- 四 未来へのフェルマータ
- エピローグ
芯の通った凛とした音をしていた。
希美の演奏は、芯の通った凛とした音をしていた。抑揚のつけられた演奏は感情的で奏でられる音の一つひとつから強いエネルギーを感じた。
お盆休み前の合奏練習。「リズと青い鳥」のフルートソロを聞いた久美子の感想。
収録内容
- プロローグ
- 一 憧憬にアウフタクト
- 二 独白とタチェット
- 三 彼女のソノリテ
- 四 未来へのフェルマータ
- エピローグ
その一つひとつの音に感情が息吹いていた。
芯の通った希美の音色は、奏者の表現が強く打ち出されている。揺れる身体に呼応するように、その一つひとつの音に感情が息吹いていた。
アドリブ性の強い希美と模範的なみぞれでは、根本的に違いすぎるのだ。
合宿二日目の合奏練習。久美子は噛み合わないフルートとオーボエのソロを聞いて、原因を分析する。
そういう生き生きした演奏、ボクは結構好き。
フルートの子は堂々と吹いてる感じやね。そういう生き生きした演奏、ボクは結構好き。
でも、なんべんかに一回、感情的になりすぎるときがあるな。あくまでここのメインはオーボエやから、ちゃんとオーボエの子の音を聞いて合わせていこう。
はい。
プロのパーカッション奏者である橋本先生にも褒められた。
