新入部員への鎧塚みぞれと剣崎梨々花の「オーボエ」紹介の違い。優子部長による代理のフォゴット紹介も。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

鎧塚みぞれの場合(オーボエ)

タイトル北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編
巻数8巻目
発売日2017年8月26日
作者武田綾乃
出版社レーベル宝島社・宝島社文庫

みぞれは黒板の前に立つと、淡々とした動きでリードを口にくわえた。そのまま、彼女は短いフレーズを吹き上げる。

剣崎梨々花

あ、チャルメラの曲だ

鎧塚みぞれ

・・・・・・三年の、鎧塚みぞれです。オーボエです。オーボエは、これです。よろしくお願いします

吉川優子

ちょ、ちょっと待って。いろいろと突っ込みたいねんけど。なんでその曲?

鎧塚みぞれ

チャルメラは、オーボエの仲間。ダブルリードで祖先になった楽器が同じ

みぞれは自己紹介より先に、実際に吹いてオーボエの音色を聞かせたが、その意外な選曲で一年生たちを困惑させる。みぞれは事前に希美にどう紹介すればいいか相談しており、希美のアドバイス通り、オーボエのトリビアを披露した。

言葉足らずのみぞれに代わって部長の優子が補足し、オーボエの希望者を募った。

吉川優子の場合(ファゴット)

タイトル北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編
巻数8巻目
発売日2017年8月26日
作者武田綾乃
出版社レーベル宝島社・宝島社文庫
吉川優子

この長ーい楽器がファゴットです。高さはだいたい百三十五センチぐらいあります。低音域を担当していて、キイがたくさんあるのも特徴です。

吉川優子

渋くて艶っぽい音やなと個人的には思います。奏者がいいひんので、できれば経験者の子が来てくれるとうれしいです。

ファゴットを担当していた部員は小笠原部長の代に二人いたが卒業してしまったので代わりに優子部長が紹介。自分が担当してない楽器の説明でもつつがなく、魅力を伝えられるのがさすが。

剣崎梨々花の場合(オーボエ&ファゴット)

タイトル北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編
巻数11巻目
発売日2019年5月1日
作者武田綾乃
出版社レーベル宝島社・宝島社文庫
りりりん先輩

オーボエとファゴットはダブルリードの楽器です。オーボエはぱっと見ではクラリネットがちょっと大きくなった感じ、ファゴットはとにかくながーい楽器ですねぇ。

りりりん先輩

どちらも学校にある楽器の数が少ないので、人数に限りがあります。少数精鋭のパートなんで、逆に仲良くなる気満々です。ちなみに私も葉月先輩と同じく一年生指導係なので、気軽にりりりん先輩って呼んでくださーい

3年生にはオーボエとファゴットの奏者がいないので、梨々花が2年生ながらパートリーダーを務める。今年は、オーボエとファゴットの両方を梨々花一人で紹介。

淡白なみぞれの紹介とは対称的に、明るく親しみやすい説明をした。あだ名も定着しており、和気あいあいとしたダブルリードの会になりそう。北宇治高校吹奏楽部のエースだったみぞれという偉大な先輩が引退してもダブルリードの会は安泰ですね。

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